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2017年1月17日火曜日

(Wargame: Red dragon)新しく買ってしまった人向け

レッサーパンダさんが似たような記事を作ってるけどやらねばなるまい。

旧版はこちら。そのうち削除する予定なのでリンクが切れていても気にしてはいけない。

まえがきのような何か

セールで買ったり誰かからもらったり入手経路は色々だが取り敢えずWargameの世界にようこそと言っておきたい。新しい人が実際に増えているのを見たのは随分と前なのだ・・・。

 このゲームはRTS(リアルタイムストラテジー)と呼ばれるジャンルで、プレイヤーが交互にコマを動かしていく系統の戦略ゲームとは異なる。あまりメジャーなジャンルではないし(LoLに代表されるMOBAはRTSなのかという話はここではしない。)慣れるまではAIにすらボコボコにされることになる。


ただsteamのレビューを見ているとごくごく基本的な遊び方やルールすら把握できてないでクソゲー認定している輩がいるようなので、そういう人が増えないように買ってからどうすれば良いのかをこの記事でつらつらと書いていく。

国家追加DLCについて

現在オランダ、イスラエル、ユーゴスラビアとフィンランドの3つの国家追加DLCが発売されているが、本体のみでも問題なく遊ぶことができる。DLCは1000円近い値段なので(2カ国追加のRedsは1627円)まずは単体だけで遊んで様子を見たほうがいい。

追加される国家に対する個人的な評価
オランダ
偵察枠のレオパルト1のためだけに1000円払うようなDLC。ランクマッチで西側機械化を強化したい人は買ったほうが良い。でも逆を言うとそれ以外の価値はない。

イスラエル
みんな大好きユダヤの陰謀。誘導爆弾を積んだF-4メルカバに乗った歩兵のために1000円払うようなDLC

ユーゴスラビア/フィンランド
割りとPay to winな感じの2カ国が追加されるが、ゲームが崩壊するほど強いわけではない。

アカウントを作る


 このゲームは多人数戦が主なコンテンツであり、AI相手のスカーミッシュやシングルキャンペーンはおまけでしか無い。そのため多人数戦に行くためにまずアカウントを作る。どの項目に何を記入すれば良いのかはまあ日本語化すればわかる。

グラフィック設定

特に弄る必要はないが、エフェクト(煙や炎)だけは最高設定にしておく。砲兵やATGMの発射炎が見えやすくなる。


デッキを作る

このゲームはユニットをカードに見立てており、ロビー画面で選択したデッキに組み込まれているユニット以外は戦闘で使用できない。


 一応初期状態で東西2種類づつデッキが用意されているが、お世辞にも出来が良いとはいえない。以下初期デッキへの評価

米軍80年機甲化デッキ
→有用なユニットが何一つ存在しない。デッキ制限ボーナスで生じた枠に低コストユニットを詰め込んだだけの巨大なゴミ袋
ソ連80年機甲化デッキ
→アメリカ初期デッキよりはマシだがマルチプレイでは勝負にならない。
西側制限なしデッキ
→制空戦闘機がないという舐めプ専用デッキ。制空機を入れさえすれば割とましになる。
東側制限なしデッキ
→実は使ったことがない。

という訳で戦闘に行く前に少なくとも東西1種類づつはデッキを作る必要がある。ソ連/アメリカ機甲科80年デッキを使おうとすると部屋主から追い出される事もよくある。


デッキは制限を加えることでプロトタイプユニットが使用可能になったり、ユニットの配備数が上昇したりと様々な恩恵を受けることができる。以下デッキ制限の解説。

国家、連合縛り
指定した国、連合で使用されているユニット以外使用できない代わりに、各国のプロトタイプユニットが使用できるようになる。また配備数ボーナスが付く場合もある。

兵科縛り
指定した兵科のユニット以外使用できなくなる代わりに、デッキの枠のコスト消費が大きく変動する。

年代縛り
指定した年以降に配備されたユニットが使用できなくなる代わりに、デッキのコスト上限が上がる。


 プロトタイプユニットの中には高級戦車や高級戦闘機など強力なユニットが含まれており、ランクマッチに最初から飛び込まない限りは何かしらの国、連合縛りデッキを組んだほうが良い。それ以外の制限は最初から手を出す必要はない。


 個人的に使い勝手が良いのはユーロコープスとイースタンブロック。ソ連も悪くはない。アメリカも強い部類には入るのだが歩兵が弱いので少し癖がある。アジア勢?慣れてから使うべき。

ユーロコープス
使い勝手が良いユニットや、現環境で必要とされるユニットは全部ある。航空兵力が若干貧弱だが、地上戦力の充実ぶりを考えると問題はない。

この記事を書いている時点でのユーロコープスデッキ(コード:@Hg8CCAFK5ZGhRMgQgh2oUbMj4ozpikaBCiNApVBNDGCYEmfINiIshpI+SOsqSICAv1MRLByvUqXQ9CvdAUSHgA==)

イースタンブロック
同じく全部入り。更にこちらはMi-24がいるのでヘリも出せる。
デッキコードは@Ul8CCm0/jU2q0qYNQhaKSQhR3RWR8Eq8faVePtK0CZyUMkHKuiqVLKKCSqBKmRE0p1JHKUylQrNSkUs9HtStUSg=


 ブルードラゴンデッキは弱くはないが強い部類ではない。自衛隊はネタデッキの領域に片足を踏み入れているので初心者はまず実用レベルのデッキを組んでいくべき。

おまけ:自衛隊デッキが駄目な理由
  • 兵站がクソ
  • ユニットの航続距離が全体的に短い
  • 90式戦車の航続距離が短すぎて機動戦闘ができない。
  • 74式戦車の装甲が薄いので戦車として使えない。
  • F-15Jが弱いので航空優勢が取れない。
  • 重SAMが弱いので防空は無理
  • 中MATはよく当たるが対戦車誘導弾の威力が全体的に足りない。
  • SEAD機がいないので防空網を固められると屋上自衛隊になる。
  • 高性能な砲兵がいないので対砲兵戦闘が出来ない
このゲームの自衛隊は割りとお笑い違憲軍。

公爵の書庫

デッキを作るのが面倒くさいという人は公爵の書庫に行けば糞デッキから良デッキまでなんでもあるのでオススメ。ただし髪の毛がなくなるが。
書庫の管理人(想像図)

使ってはいけないデッキ

なお以下のデッキは使用してはいけない。これらのデッキは見知った仲間と高度な連携の上で使用するためのもので、初心者が使ってなんとかなるものではない。

支援デッキ
初期デッキと双璧をなす味方殺し。本陣にこもって前線で戦わずに砲撃しかしないこの3次元空間で最も下等で全ての生物が顔を背けるArtynoobとかいうゴミが使うデッキで、部屋主によっては支援デッキを使おうとしただけで追い出す場合もある。

なぜ支援デッキが駄目なのか
 支援デッキを使う人間がいるとプレイヤーが揃わず戦闘が始まらないというのが最大の問題である。支援デッキは強力な歩兵、戦車の欠落によって他の兵科縛りデッキ(空挺を除く)よりも戦闘能力が劣る。そのため支援デッキを使うのがartynoobでなくとも、戦闘が始まれば他のプレイヤーはマゾプレイに付き合わされることになる。余程の変態でない限りは部屋から逃げるのが普通。
 また支援デッキによって強化される砲兵は前線部隊を支援するためのものであるが、前線を維持、あるいは前進する技術や知識がなければ効果的な支援は行うことができず、ひどい場合は前進する味方に砲弾を浴びせて攻勢を失敗させる場合もある。ちなみに味方を殺し続けると通報された挙句BANされる。初心者に必要なのは後方で花火を打ち上げることではなく、最前線で戦車と歩兵を動かして戦技を覚える事である。

空挺デッキ
地上戦力が異常に貧弱になるデッキ制限。これを使うプレイヤーはごく一部の職人を除いてヘリラッシュ中毒患者か航空機を飛ばしただけで仕事をしたと思っている脳みそ空っぽの風船頭。彼らと同類に扱われたくなければ使わない。

念のためにもう一度書いておくが支援デッキは初心者が手を出してはいけないし、砲兵で後方から花火を撃って楽しみたいなら別のゲームを買ったほうが良い。



基本操作を覚える



チュートリアル=取説

 という開発元がもう初心者を迎える気がないというひどい状況なので、まずは自力で基本操作を覚えてもらう必要がある。が、右も左もわからない初心者が多人数戦に出ると追い出されたり味方が抜けたりして戦闘がまず始まらないという重大な問題があるので、まずはAI戦で基本操作を覚えることになる。

 強さをそこそこにして、下の画像のような指揮ユニット、戦車、迫撃砲、安対空を入れたデッキを使わせると、ある程度はゲームの体裁を整えることができる。ただしこのゲームのAIはあまり出来が良くなく、基本的に大量にユニットを突撃させてくるだけで複雑な行動はとらない。要するにタワーディフェンスであり、人間同士の戦闘とは全く異なる。AIの強さを上げても投入される物量が増えるだけで良いことはない。

デッキコード:XPgCQqUwpweTKCGsCdxS0nsXXHPpQA==

取り敢えず覚えておいたほうが良いことはここらへん。

基本操作に関するもの
道路を利用した高速移動
攻撃全身及び後退
ユニットの性能や性質に関するもの
ユニットの相性
偵察ユニットと視界の重要性
茂みや森による隠蔽

偵察ユニットは敵ユニットを発見する上で重要で、そもそも敵ユニットが見えていなければこちらはほぼ攻撃できない。また高級戦車が安い戦車に撃破される原因は大抵「ケツを向けて後退していた」からなので、攻撃前進と後退は戦車を運用する上で必須となる。

既存のコミュニティを探す

正直コレが一番ラク。まあ既存のコミュニティといっても参加しやすいのは猫鯖や鳥鯖、日本コミュのチャットルーム(通称「茶室」)くらいで、あるいはツイッターの方で探すのが無難。
 茶室には猫パンダ()というすごく優しくて強い10v10メインのパンダがよくいる。彼はネコパンダ大学アスガルド校の学長らしい。


多人数戦へ

「初心者は部屋から蹴られるし、実際記事主も蹴る」

 プレイヤー1人あたりの初期ポイントは1000が基準。プレイヤー人数が増えれば増えるほどポイント合計も増える=出てくるユニットも増えるので砲兵や航空機が出てきやすくなる傾向にある。

勝ち馬に乗る
 ゲームに限らず何かを続ける上で一番大事なのは何かしらの成果物で、その点においてこのゲームは割りとひどい作りになっている。ある程度勝てる実力がつくまでに、大抵の人間は連敗に打ちひしがれてこのゲームを投げ捨ててしまう程度には難しい割に、開発者からのフォローはあまりない。という訳でやる気を維持するためにもここは勝ち馬に乗る作戦で行く。

何が言いたいかというと、部屋に入ったらまず他のプレイヤーのプレイ時間と勝率を見て、強そうな人が集まっている側に移るか、無理なら抜ける。狩られる前に狩る側に回るのが一番という悲しい話ではあるのだが、戦う前から戦争は始まっている

多人数戦でやるべきこと
挨拶
おじぎをするのだポッター

できるだけ前線を持つ。
このゲームは砲兵で敵を打つだけのゲームではない。後方で芋虫をすると最悪味方が降伏して戦闘が終了する。

どの戦線に行くか、どのセクターを占領しに行くのかフレアを出して意思表示をする。
これをやらないと開幕誰も本陣を占領しないというひどい展開になるので注意。

手持ちの戦力が一方的に殲滅された場合は速やかにHELPフレアを上げる。
これをやらないとそこから突破されるので必ずやること。




部屋の種類
10v10
 一番人数が多く、一人あたりの責任が小さい。しかし1人戦線が崩壊してその後のフォローがなければ本陣を落とされて負けるのは当たり前。
 10v10部屋はサーバー管理者以外はプレイヤーを追い出す事ができず、開発元が用意している鯖で追い出されるということは基本的にないため、見た目上のプレイ時間と経験を増やしたいという場合はここに行くことになる。

4v4-2v2
少人数戦。プレイヤーが各々で立てる。部屋名にレベル制限が書いてあったり野良専用だったりと色々。チームで野良を狩りに行くというのもあるのだが、チームで待っている部屋に他のチームが入ってくるというのも増えたし、対等な勝負をしたい場合は初心者やネタデッキ勢を部屋から蹴飛ばすので、蹴飛ばされずに戦闘になる方がむしろ怪しい

1v1とランクマッチ
タイマンで殴り合う。負けても失うものはないし味方から罵倒されることもないが、最も神経を擦り減らすのもこれ。マップ研究や経験が無いと何もできずに負ける事も多い。

ゲームルール
コンクエスト
相手より多くのセクターを占領し続ければ勝ち。
デストラクション
相手により多くの損害を与えれば勝ち
エコノミー
相手よりも多くのポイントを持っていれば勝ち

超適当だが多分間違いない。エコノミーはほぼ部屋が立たないのでコンクエストかデストラクションのどちらかになる。個人的にはコンクエストでガシガシ攻勢に出るほうが楽しいし、このゲームにおいて最も重要で最も難しく、また地上部隊を動かす上での醍醐味である攻撃という行動が、デストラクションでは取りづらいため、コンクエストを初心者にはおすすめしたい。膠着した戦線で砲撃を繰り返すWW1のような戦闘はこれはこれで面白いし、デストラクションの方が現実に近いといえばそうなのかもしれないが・・・。


なんか質問とかあったらコメントください。

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